11月30日、自衛官の母親である原告が、自衛隊・南ス?ダンPKO派遣差止訴訟を札幌地方裁判所に提起しました。これは、南ス?ダンPKO派遣の実態と違憲性を真正面から問う、全国で初めての裁判です。
11月15日、政府は、安保関連法に基づく駆け付け警護や宿営地の共同防護等の新たな任務を付与する「実施計画」を閣議決定し、18日に東北方面隊第9師団(青森)を中心とする第11次隊に派遣命令を出しました。
南ス?ダンPKOは、もともと違憲の派遣であったうえに、今回の閣議決定により明らかな武力行使に踏み込み、自衛隊員に犠牲者が出る、自衛隊員が他国の地で発砲して殺傷することが現実的なものになっています。
原告と弁護団は、3つの目標をもってこの裁判をたたかいます。
1.南ス?ダンの情勢、国連PKOの活動実態、自衛隊の活動の違憲性について明らかにし、勝利判決と自衛隊の一刻も早い撤退を勝ち取ること
2.安保関連法制下で自衛隊員や家族が置かれている深刻な権利侵害を明らかにし、私たち主権者国民自らの問題として考えること
3.自衛隊員や家族の方々に本訴訟を知らせ、自衛隊員や家族の方の追加提訴を実現し、取り組みを全国に広げること
この間、戦争法反対、憲法守れと活動されてきた多くの市民、安保法制に反対しないが南ス?ダンPKO派遣は間違いだという方々、是非とも原告を励まし、裁判を支援してください。
なお、南スーダンPKO派遣差止訴訟弁護団には、「自衛官の人権弁護団・北海道」と「自衛隊イラク派兵差止名古屋訴訟弁護団」を中心となっています。弁護団には当事務所の佐藤博文、小野寺信勝、山田佳以、池田賢太、橋本祐樹が参加しております。
南スーダンPKO派遣差止訴訟弁護団ホームページ
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