女性自衛官セクハラ裁判勝訴判決!!
当事務所の佐藤博文弁護士が弁護団事務局長を務め、三浦桂子弁護士と安部真弥弁護士も参加していた女性自衛官裁判の判決が、2010年7月29日にあり、当方の主張がほぼ全面的に認められる形で勝訴しました。
この事件は、道内の航空自衛隊基地に勤務していた元自衛官の女性(24)が同僚の男性隊員(35)からわいせつ行為を受け、被害を相談した上司には逆に退職を強要されたとして、国に損害賠償を求めた事件で、札幌地裁は女性の請求をほぼ全面的に認め、国に対し580万円を支払うよう命じました。自衛隊内のセクハラ(性的嫌がらせ)をめぐる訴訟で国の責任を認めた画期的な判決です。
○ 弁護団のコメント
「裁判官は現場に足を運び、原告の気持ちになって事件を想像し、血の通った判断をしてくれた。司法に、まだ正義と希望があったと感じた。」
○ 原告のコメント
「素晴らしい判決でとても嬉しい。私は3年3ヶ月前、原職の航空自衛官として提訴しました。未だ誰も歩いたことの無い道を歩くのは大変なことです。立ち止まりそうになった時には、ここにいる弁護団や支援する会を始め、多くの人達がいたからこそ、今日の判決を迎えることができました。
自衛隊においても人権が保障される方向に大きく変わって欲しいと願っています。私を支えてくれた人たちに最上級の感謝を伝えたいと思います」
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