logo_sq

2011年4月28日、当事務所の笹森、安部、中島の各弁護士が弁護団員として参加している富川(沙流川)水害訴訟の判決が、札幌地裁において出されました。

結果は、国に対し約3200万円の支払いを命じる大勝利判決です。また、水害訴訟で、国相手に勝訴することも、ここ数年ではなかった画期的な判決です。

以下、4月29日付北海道新聞からの抜粋です。
「水害拡大「回避できた」 沙流川訴訟 地裁、国の責任認める

2003年8月の台風10号の豪雨で洪水被害を受けた日高管内日高町富川地区の住民らが国を訴えた沙流川水害訴訟で、札幌地裁の橋詰均裁判長は28日、計約3200万円の支払いを国に命じる判決を言い渡し、「ダムの放水で支流に逆流が生じるのは予測可能で、水門を閉めていれば被害拡大を回避できた」として適切な河川管理をしなかった国の責任を認めた。

判決は、沙流川上流の二風谷ダムが満水に近づいたために室蘭開建が行った放水で川の流量が増え、下流域の富川地区では水門を閉めなかったために支流に逆流する現象が起こり、洪水被害が拡大したと認定。 」

この記事を家族・友達に教える

TOP