弁護士の池田賢太です。
昨年11月30日に、自衛官を息子に持つ平和子さんが、南スーダンPKOの派遣差止と撤退を求めて、訴訟を提起しました。
いよいよ、2月21日午後3時30分、札幌地方裁判所で第1回の口頭弁論期日です。
破棄したと言い続けていた日報が、自民党の河野太郎議員が電子データはあるはずだと言った途端に、出てきました。
なんと、そこには「戦闘」の文字。国会で追及を受けた稲田大臣は、「法的な意味での『戦闘』ではない」と答弁しました。
現地に派遣された部隊が、公文書で「戦闘」と書いたことの意味は極めて大きいと思います。
制服組トップの河野統合幕僚長は、「戦闘」という言葉については、十分注意して使うようにと指示していたと言っています。
そうであれば、なおのこと、この日報を起案した隊員は、決死の思いで「戦闘」を使ったはずです。
このままでは自衛官が死ぬ。
自分の部隊から死人が出る。
そうなる前に撤退を決めてほしい。
そんな思いが込められた二文字ではないかと思うのです。
私たちは、この訴訟で徹底的に、南スーダンの実態を、そしてPKOの実態を明らかにしていきたいと思っています。
傍聴支援をお願いします。遠くで参加できない方は、カンパのお願いをしています。
ぜひ、原告、弁護団を支えてください。
主権者として、自衛官の命を守るためにも。
南スーダンPKO派遣差止訴訟弁護団ホームページ
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