あけましておめでとうございます。
昨年は激動の年でした。
アメリカでは大方の予想を覆して排外主義をかかげるドナルド・トランプが大統領選挙を制しました。泡沫候補に過ぎない人物が移民等のマイノリティを攻撃対象に設定して現状の政治に不満を持つ人々の感情の受け皿となって支持を獲得しました。難民問題に揺れるEU加盟各国では極右勢力が台頭、イギリスでは国民投票の結果、EU離脱を選択し世界を驚かせました。
国内に目を戻せば、街頭では排外主義者による在日の人々へのヘイトスピーチが繰りかえされています。そして、沖縄県辺野古ではついに機動隊員までが住民に「土人」と差別の言葉を投げつけました。驚くべき暴言ですが、?保庸介沖縄担当相は「差別であるというふうには断定できません」とその発言を擁護しました。
世界中で差別や憎悪の声が拡がっています。戦争の歴史を振り返ると、差別や憎悪の空気が暴力を生み出し、戦争へと発展していきました。そして民衆は差別や憎悪を熱狂によって支え、または沈黙によって容認してきました。歴史は今年をどう評価するのでしょうか。今日を戦争前夜にしないためにも、私たちは声をあげなければなりません。分断ではなく融和、憎悪ではなく共感。前を向いて一緒に声をあげ続けましょう。
北海道合同法律事務所一同
(北の峰巻頭言より)
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