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新年のご挨拶

 

あけましておめでとうございます。

みなさん 昨年末の総選挙で自民党・公明党の与党が3分の2を超える圧倒的多数の議席を獲得しました。早速、安倍首相は、安倍内閣の二年間が信任されたとばかり、アベノミクスの推進だけでなく、原発再稼働や集団的自衛権を含む安全保障法制の整備、更には改憲論議の推進まで口にしています。

しかし、みなさん 与党の議席は小選挙区制という制度のなせる結果であって、決して国民の支持を反映したものではありません。そもそも投票率は戦後最低の52%、自民党・公明党の比例総得票数2600万票(47%)は全有権者の24%にすぎません。自分の最も都合のよいときに解散・総選挙を行ったのに圧倒的多数の国民は安倍内閣を支持しなかったのです。

むしろ、ブレることなく自共対決を貫いた日本共産党が8議席から21議席に躍進したことに注目したいものです。

みなさん 安倍内閣の政治手法をみてくると、今度の選挙で今後4年間の政治が白紙委任されたとばかりに、次々と悪政を強行してくることが予想されます。しかし、安倍内閣の政策は、エネルギー、外交・安全保障、憲法はもちろんのこと、一枚看板のアベノミクスでさえ、多くの国民の利益と相容れないものであることが明らかになりつつあります。

矛盾は多数を結集します。多数の国民の力で安倍内閣の企みを一つ一つ打ち砕き、戦争する国づくりを阻止しましょう。そして、みなさんとともに憲法の理念を生かす平和で豊かな国をめざす一年にしたいものです。

北海道合同法律事務所一同

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