郷路征記弁護士の講演「統一協会その違法な伝道・教化の手法」を開催しました！

　弁護士の桝井妙子です。

　８月２３日に「統一協会その違法な伝道・教化の手法」と題して、統一協会の被害の救済に長年尽力されてきた郷路征記弁護士の講演を開催しました。オンラインで全国から４５０名の方々にご参加いただきました。当日の郷路弁護士の講演の様子は以下のYouTubeでご覧いただけます。必聴の講演です。

https://m.youtube.com/watch?v=E-b9a9L2t2Q

■　どのようにして統一協会の信者になるのか
　山上被疑者は、母が統一協会の信者であったことを背景として、安倍氏を銃撃したと報道されています。なぜ、あのような事件が起こってもなお山上被疑者の母が統一協会を信じ続けるのか、私にとっては分からないままでした。

　人は不安や恐怖に支配されたとき、そこから逃れるには「どうしたらいいの」と考えます。統一協会はそういった人の不安や恐怖に巧妙に入り込んで、統一原理を真理と思い込ませて、献金を求めたり、印鑑や壺を買わせたりします。郷路先生の講演ではこのような統一協会の手法が明らかにされました。

■　裁判で認められた勧誘手法の違法性
　郷路先生が代理人を務めた訴訟では、札幌地裁で、統一協会による勧誘手法は国民の信仰の自由を侵害し違法だと認定され、およそ2億7000万円の賠償が認められています。この判決は最高裁で確定しています。郷路先生の今も続くたたかいに尊敬の念を深めるとともに、信者の人も統一原理を信じているということ以外は私たちと同じ人間です、という言葉に郷路先生のまなざしのあたたかさを感じた講演でした。

■　あなたが一番怖いものは何ですか？
　質疑応答の最後、参加したみなさんに伝えたいことはなんですか、という質問に対する郷路先生の答えは「自分がどういったタイプの不安や恐怖に弱いか、というのは知っておいた方がいい」というものでした。

　あなたが一番、怖いものは何ですか？統一協会はそこを狙ってあなたに話しかけてくるかもしれません。