弁護士の加藤丈晴です。
■無事帰国しました!
事務所ニュースでもお知らせしましたが、1年半のニューヨーク留学を終えて、昨年12月に無事帰国しました。
不在中、皆さまにはいろいろとご迷惑をおかけしましたが、年明けから業務を再開しておりますので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
■あっという間の1年半
振り返れば、本当にあっという間の1年半でした。
これまで海外旅行や短期語学留学の経験はありましたが、海外で生活するのは初めての経験であり、しかも世界の経済、文化の中心地ニューヨークで学ぶというのは、毎日が刺激に満ちており、本当に貴重な経験をさせていただきました。
研究活動の内容は、以前このコラムでもご紹介させていただきましたが、大学での講義やセミナーはもちろん、研究テーマであるLGBTの問題に関わる専門家の話を聞きに行ったり、外部の勉強会や講演会、会議などに参加したり、地元のアジア系LGBTコミュニティーの活動に参加して、プライドパレードや旧正月を祝うパレードを一緒に歩いたりなど、大学内にとどまらないさまざまな活動をすることができました。さらには研究テーマを超えて、ニューヨーク在住の日系人の団体が主催した戦時中の日本人強制収容の問題を考えるイベントに出席したり、国連の女性の地位委員会の会議に参加したりなど、活動の幅を広げることができました。
その中でも特に印象に残っているのが、アメリカ西部のユタ州に住む弁護士のお宅に数日間泊めていただいて、アメリカでもニューヨークとはまったく異なる環境でLGBTの問題についてどのように取り組まれてきたのかを調査したことや、日本に住むLGBTの学生グループがニューヨークにスタディツアーに来て、そのアテンドをしたことなどです。
これらの活動を通して数多くの素晴らしい出会いがあり、これらの人々とのネットワークは、今回の留学で得た何よりの成果だと思っています。
■帰路は国際会議にも参加
ニューヨークからの帰路、カンボジアのプノンペンに立ち寄り、ILGA(国際レズビアン・ゲイ・トランス・インターセックス協会)のアジア地域会議に参加しました。この会議には、アジア中のLGBT関係の団体の関係者が集まり、彼らと経験交流をしたのですが、アメリカにおける活動とはまた違った、地域に密着したよりきめの細かい活動に触れ、多くのことを学びました。
■今後の活動に向けて
今回の留学の成果を、どのように今後の弁護士としての活動に活かしていくか、特にLGBTの権利擁護に向けた活動にどのように関わり、展開していくか、まだ考えをまとめている途中ですが、何らかの形で社会に還元していきたいと考えています。
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