道弁連大会記念シンポジウムのご案内
「私たちから拡げよう、ワークルールの輪〜韓国の実践を踏まえて、弁護士会ができること〜」
弁護士の池田賢太です。
■ 今期は、道弁連理事としても活動しています。
今年度は、北海道内の4つの弁護士会で構成される「北海道弁護士会連合会(略称:道弁連)」の理事を拝命しています。道内全域に関する問題や、日弁連と各弁護士会をつなぐ役割などを果たしています。
各弁護士会から選任された合計14名の理事が、通常毎月1回理事会を開いて、さまざまな問題を議論しています。直近の理事会は、6月30日(土)に、釧路市の釧路弁護士会館で行われました。釧路弁護士会館のすぐわきに、親子のエゾシカ4頭が草を食みながら出迎えてくれました(ちなみに、このシカたちは、会議が終わるのも待ってくれていました。)。
■ 道弁連最大のイベント、それが道弁連大会!
道弁連としては、年に1回、北海道弁護士会連合会大会、道弁連大会を開催しています。この大会は、道内各地の弁護士が一堂に会し、道弁連の業務執行について報告し、あるいはその時々の課題に応じて、各種決議や宣言を上げたり、日本弁護士連合会(日弁連)執行部との意見交換を行ったり、併せて道弁連の各種委員会が開催されたりととても大忙しの一日です。
大会自体は、弁護士会員のみが参加できるのですが、例年この大会の前に、シンポジウムを開催しています。今年は、ワークルール教育に関するシンポジウムです。
■ シンポジウムは一般参加大歓迎
このシンポジウムは広く市民にも開放されています。今年は、ワークルールに関するシンポジウムで、韓国のシフン市の取り組み実践を踏まえた報告と、パネルディスカションが行われる予定です。
折しも、働き方改革という名の過労死推進法が強行成立したばかりです。今後、具体的な規定が、労働政策審議会(労政審)で議論されていくことになります。働き方改革をしっかりと監視し、無茶な働かせ方をさせないためにも、現行の労働法やワークルールの知識は必要です。
ぜひ、お運び頂けると幸いです。
《シンポジウムの概要》
○ 日時
2018(平成30)年7月27日(金)9時から12時
○ 場所
札幌プリンスホテル国際館パミール6階(札幌市中央区南3条西12丁目)
○ テーマ
長時間労働、ハラスメントなどの労働紛争が日常化し、過労死、過労自死等の報道が相次いでいます。この現状に対し、労使ともに労働法の知識を高めることにより、職場における適正な権利の実現を図ろうとするワークルール教育推進法。この法律の制定が、労使関係や学校教育現場にどのような変化をもたらすか、弁護士・弁護士会がそれにどのように関わっていくべきかを考えていきたいと思います。
○ イベント概要
【第1部 ワークルール教育の推進とは】午前9時から
・淺野高宏氏(北海学園大学教授、弁護士)
ワークルール教育に関する基本的な事項や今までの経緯をご説明いただきます。
【第2部 韓国始興(シフン)市の実例紹介】午前9時20分ころから
・曺恩珠(チョウ・ウンジュ)氏(韓国始興市職員)
韓国始興市における先進的な取り組みとその成果についてご報告いただきます。
【第3部 パネルディスカッション】午前10時30分ころから
「ワークルール教育の実践とは」「その留意点は何か」「弁護士や弁護士会の活動はどうあるべきか」などについて、議論を展開して行く予定です。
<パネリスト>
・道幸哲也氏(北海道大学名誉教授)
・曺恩珠氏(韓国始興市職員)
・和田一郎氏(弁護士)
・菅俊治氏(弁護士)
<通訳>
・崔碩桓(チェ・ソッカン)氏(明知(ミョンジ)大学校教授)
<コーディネーター>
・淺野高宏氏(北海学園大学教授、弁護士)
○ 参加方法
事前申込不要。
○ 参加費
無料
○ 問い合わせ先
札幌弁護士会 札幌市中央区北1条西10丁目弁護士会館7階
電話 011-281-2428
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