■ 法廷弁護技術研修
弁護士の桝井妙子です。
土日の2日間、札幌で開催された法廷弁護技術研修に参加してきました。
この研修では裁判員裁判を想定した刑事事件の模擬事例を用いて、冒頭陳述、主尋問、反対尋問、最終弁論を実演します。実演後は講師からコメントを受けます。ビデオ撮影された自分の実演も講師と一緒に見て、立ち方や話し方などについてもフィードバックを受けました。
実演ではメモを持たずに話します。情景を思い浮かべながら短いセンテンスで出来事を言葉にしていきます。普段はあまり意識していませんが、どう伝えれば聞いた人がイメージしやすいのかを意識するきっかけになりました。
■ 弁護士とは
研修で最も印象に残ったのは、講師を務める刑事弁護人の姿です。講師の方々は、訓練を重ね、その技術を自分の身体の髄まで染み込ませているのだなと感じました。正しい知識を持つこと、その知識を使えるように訓練すること、訓練を繰り返すこと。講師の方々の実演に引き込まれながら、そんなことを考えたりしました。
法廷では何が起こるか分かりません。それでもわれわれは依頼者の利益を守らなくてはなりません。知識や技術を磨き続けることの大切さ、弁護士という職業の使命を改めて意識し、そのことへの高揚を感じさせてくれる素晴らしい研修でした。
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