憲法フェスティバルに参加しました！

　弁護士の本橋です。
　４月２４日（土）に「憲法フェスティバル」（略して「憲フェス」）に参加してきました。
　今年のテーマは「知ってるつもり？LGBT」でした。イベントの内容は、一般社団法人fairの松岡宗嗣さんと当事務所の加藤丈晴弁護士の講演２つと、お二人の他、LGBT当事者の方々３名も含めたパネルディスカッションというものでした。

　松岡さんによる「多様な性のあり方」についての基調講演では、分かりやすく「性」というものは１つに定められるものではないというお話を。
　加藤弁護士からは、本年３月１７日になされた札幌地方裁判所での画期的判決についての解説がありました。
　パネルディスカッションでは、当事者の方々からご自身の経験に基づく率直な想いと、これからの未来に対する希望などをお聞きすることができました。

　今年の憲フェスは、会場参加だけではなく、Youtubeでも生中継をしながらという初めての取組みをしていました。このYoutube配信によって、気軽に参加できる人が増えたのではないかと感じています。新型コロナウィルスによって苦しいこと、厳しいこともたくさんありますが、このように世の中では新しい技術やアイディアが数多く生み出されている点は素敵なことだと感じています。

　参加者は比較的１０代?３０代と思われる方が多いように見受けられましたが、６０代・７０代と思われる方々の参加もありました。LGBTや同性婚についての考え方は、世代間において社会規範が異なることから、差が大きい部分もあると感じています。
　自分の考え方と異なる考え方だからこそ、「なぜこの人たちはこう思うんだろう？」「なぜこの人たちはこのような活動をしているのか？」という疑問を持ち、そして積極的に相手の考え方を知ろうという姿勢で、当事者の方々の声に耳を傾ける人たちが多く増えたら良いなと思いました。