弁護士の池田賢太です。
今般、現代人文社から「自衛隊の変貌と平和憲法―脱専守防衛化の実態」という書籍が出版されました。
安倍政権は、憲法改正に異常なまでの執念を燃やしています。その一つが、自衛隊の憲法明記です。安倍首相は、自衛隊を憲法に書き込んだとしても何も変わらないと説明します。本当にそうでしょうか。
いま、自衛隊は、専守防衛を離れ、海外のどこへでも派遣が可能となり、他国軍と一体となって軍事行動ができるようになってしまいました。このことは、戦争法が制定される前から徐々に徐々に変わってきていましたが、戦争法制定によって公然のものになったとも言えます。
本書籍は、自衛隊の現状を解明し、自衛隊が行っている海外派兵の実態を明らかにしています。自衛隊を憲法に書き込むとはどういうことなのか、その前提となる基礎的な知識を網羅した書籍です。
この書籍に、当事務所から、佐藤博文弁護士と私が参加しています。
佐藤博文弁護士は、「『世界一の士官学校』を目指す防大の教育」と題し、防大の中で「教育」の名のもとに行われている壮絶なイジメや人権侵害の実態を明らかにしています。
私は、弁護団事務局長を務める南スーダンPKO派遣差止訴訟を題材に「南スーダンPKO派遣差止訴訟から見えるもの」という論考を書き、国際協力の美名のもと、軍事行動に参加しているPKOの実態を明らかにしました。
ぜひ、お手に取っていただければと思います。
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