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弁護士の桝井妙子です。

 

■ 共謀罪NO!街頭宣伝

6月4日の昼,共謀罪NO!中央区実行委員会の街頭宣伝でスピーチをしました。小雨の降る寒い中でしたが,民進党,共産党の市議会議員のスピーチもあり,盛り上がりました。

飛び入りの30代の男性によるスピーチもあったのですが,「みんなで我慢していても,何も変わらない!」と切実に訴える言葉がとても印象的でした。

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■ スピーチの内容

以下,当日の私のスピーチの内容を一部掲載します。

 

最近行われた道新の全道調査では、共謀罪に反対する人が59パーセントを超えました。この間の強行採決や金田法務大臣のあまりにいい加減な答弁などに多くの人が疑問を抱いた結果だと思います。

 

私がみなさんに最も訴えたいことは、共謀罪が通った後にやってくる世界をリアルに想像してほしいということです。

 

共謀罪は組織的犯罪集団の行為を対象としていますが、その実態は政府に都合の悪い活動をする団体を、捜査機関の判断次第で簡単に捕まえたりすることを可能にするものです。

金田法務大臣は、人権団体や環境団体も共謀罪の処罰対象になるということを明言しており,政府は、よりよい社会やよりよい政治を求める活動を過度に取り締まろうとしています。

 

共謀罪は一般人の政治的な活動を強く委縮させるものである反面、国家権力の汚職や公務員による犯罪はほとんどがその対象となっていません。こんなものを通してしまったら、これまで以上におかしな政治がまかり通り、それに反対する私たちの声が一層、政治の場に届かなくなってしまいます。

 

憲法12条は、憲法が保障する人権や自由は、「国民の不断の努力によって保持しなければならない」と謳っています。私たちは、この国の主権者として私たちの自由を奪おうとする共謀罪に対し、一人ひとりが反対の声を上げ続けなければなりません。

私たちが自らの自由を守るための「不断の努力」を怠ったとき、私たちの手から自由や権利はこぼれ落ちていってしまいます。

 

私は、一人の弁護士として、一人の女性として、そしてこの国に生きる個人として、共謀罪に強く反対します。

すべての人が安心して、笑顔で、幸せに暮らしていける社会を作っていくために、「おかしい」と思ったことに、「おかしい」と言い続けられる自分でありたいと強く思っています。

 

みなさん、力を合わせて闘い続けましょう!

 

 

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